
外張り断熱工法は高断熱に最適です。


「外張り断熱工法」は柱の外に断熱施工するので、断熱材を切れ目なく施工することができます。また壁にある障害物の影響を受けないのも特徴です。高断熱住宅では、すき間からの熱ロスも見逃せなくなるので、建物全体の気密性能を高める必要があります。
すき間のできにくい「外張り断熱工法」は「充填断熱工法」に比べて、気密性能を高めることが容易になります。
木材は発泡プラスチック系断熱材に比べると、5~8倍断熱性能が劣ります。木造住宅では表面積の約20%が木材による熱の逃げ道になっています。このため「充填断熱工法」では、建物の木材部分から熱が逃げてしまうので、断熱材の厚さを増やしてカバーする必要があります。
これに対して「外張り断熱工法」では、木材は断熱材の内側に位置するため、木材の断熱性がそのままプラスされます。
外張り断熱工法の家

「外張り断熱工法」で使用する発泡プラスチック系断熱材は水蒸気をとおしにくく、断熱材の中で結露する心配がありません。
また夏・冬とおして壁の中の温度は室温と比べてあまり下がらないため、壁の中での結露の心配もなくなります。
「外張り断熱工法」は木材に対してもやさしい工法です。「充填断熱工法」の冬の壁の中では、内側と外側で20℃近くの温度差が生じてしまいます。これに対し「外張り断熱工法」ではほぼ室温より数度の低下で一定し、温度差が少なくなるため木材に余計なストレスを与えません。
また、まわりは空気にさらされているため、木材もしっかり呼吸できます。
外張り断熱工法は木材にもやさしい
従来の充填断熱工法

繊維系断熱材を使った「充填断熱工法」では、冬は外壁に近い部分で、夏は内装材のすぐ近くで断熱材内部が露点温度※1)になりがちです。この状態が長く続くと結露がおこるので、繊維系断熱材を使用する場合、断熱材の中に水蒸気を入れないことが大変重要になります。
※1)
露点温度・・・結露が始まる温度。この時、空気中に含まれる水蒸気が飽和状態(相対湿度100%)になっている
外張り断熱工法は結露しにくい

壁の中の温度分布を見てみると、温度は断熱材の中で急激に変化します。このため「充填断熱工法」では、壁体内の比較的室内側に近い点(A点)で、すでに温度が低下し始めます。温度の低下した部分に、室内からの水蒸気が到達した場合、結露の可能性が高まります。
これに対し「外張り断熱工法」では断熱層が壁の外側に位置するため、壁体内の温度は、水蒸気の流入側である室温と比べてあまり下がりません。使用するプラスチック系の断熱材自体も結露のもととなる水蒸気をとおしにくいので、断熱材内部での結露の心配はありません。
2階あつあつ、足元ぞくぞく・・まだこんな家に住んでいませんか。

「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」…足元がぽかぽかと暖かく、頭のまわりは心地よい温度。
昔から快適に、そして頭をスッキリ働かせるのに理想的な室内環境とされてきました。
しかし現代の冬の住まいでは、足元が寒く頭のまわりが暑い不快な空間が目立ちます。
一方、夏は地球温暖化の影響もあり、年々暑さがきびしくなっています。
このため2階がむし暑く、クーラーをつけてもなかなか効かない、夜中まで暑くて寝つけない、
といった不快な住宅が増えています。当然冷房にかかるコストも増えてきます。
このように現在の日本の住まいでは、夏の暑さ・冬の寒さが日々の生活の切実な問題となっているのです。
住まい手がかかえる季節の悩み。

下表は建築技術支援協会が調査したアンケート結果。
日々の生活のなかでの悩みでは「暑い」が一番。
次いで「寒い」や「結露」など断熱に関連した項目が上位を占めています。
広々空間利用が可能です。

「外張り断熱工法」は従来「充填断熱工法」で断熱材を入れていた部分が空洞になるため、断熱性や防火性を損ねることなく、※1)棚や収納として活用できます。余分な家具が減るのですっきりとしたインテリアデザインが可能になります。
※1)
せっこうボードが必要な防耐火構造認定では、壁内収納を作ることができません。また、認定条件として耐力面材が必要なものもあります。
見た目もやさしく、水蒸気を吸・放出するなど、近年天然素材である木材が再評価されています。「外張り断熱工法」では断熱性と防火性を維持しながら、伝統的な真壁造のように、木材を内装として利用できます。
また「外張り断熱工法」で屋根断熱をすれば、これまで断熱・気密上外部空間だった小屋裏が、室内空間に変わります。今まで眠っていた広大なスペースを有効に活用できるようになるのです。※2)
※2)
建築基準法では、2階の床面積の1/2までロフト扱いにできます。
高度に断熱化された住宅では、1台の暖冷房器具で広い空間をまかなうことができます。「外張り断熱工法」で開放的で快適な間取りも実現できます。



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